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No.7_ブラックベルトテスト①

執筆者の写真: Yoshihiro Ohashi
Yoshihiro Ohashi
1月31日
読了時間: 3分

前回は、クラヴマガのベルトテストについて書きました。ベルトテストは普段の練習に比べて長時間で、肉体的にも精神的にもかなりハードです。その最上級レベルであるブラックベルトテストはどのようなものなのかについて今回は書こうと思います。


クラヴマガが日本に持ち込まれたのは2002年で、本記事執筆時の2026年現在で24年目となります。これまでに体験クラスなども含めると、日本国内でのクラヴマガ経験者の数は数万人に及ぶと考えられます。しかし、国内に日本人ブラックベルト保持者の数は約10名ほどしかいません。この客観的数字からも分かる通り、ブラックベルト取得まではかなり大変な道のりです。私は2024年当時31歳の時に、アメリカロサンゼルスのKrav Maga Alliance本部にてブラックベルトテストを受けて、ゴールドシール(最高評価)で合格し、日本人最年少ブラックベルトホルダーになりました。20歳からクラヴマガを習い始めたので、ブラックベルト取得までは約11年かかったことになります。


クラヴマガを習い始めて約1年後にはオレンジベルトまで取得し、大阪では初の正式アシスタントになり、クラヴマガを教え始めました。その後、自身の練習と指導の経験を同時に積みながらグリーンベルトを取得し、大阪でクラヴマガ専用スタジオも開設され、正式トレーナーとなりました。しかし、その後所属していた団体の中で内紛などがあり、次のベルトテスト受講要件はすでに満たしていたにも関わらず、運営上の問題からテストを中々受けられずにもどかしい時期が長く続きました。その時は、ベルトテストは単なる「帯の色」だと考えを切り替えて、そこに囚われずに本物の実力を身につけることに焦点を当て、日々の練習には取り組んでいました。ただ私の性格上、一度始めたことは最後まで突き詰めたいタイプなので、20歳でトレーニングを始めた頃から目標としていたブラックベルト取得は、意識しないようにはしていたものの頭の片隅からはずっと消えていませんでした。


そのような状況の中、ブラックベルト取得に向けて再び動き出すために、東京の別のクラヴマガ団体に事情を話し、そこでブルーベルトテストを受けさせてもらいました。その結果、無事テストにも合格し、次はその団体が提携しているKrav Maga Alliance本部にてブラウンベルトテストを受けさせてもらう流れとなりました。ブラウンベルトとブラックベルトは同じ日程でテストが実施されます。当時、私はワーキングホリデーでオーストラリアに滞在しており、現地のセキュリティスクールでの資格取得後にセキュリティガードとして働いていました。そして、クラヴマガの練習にも日々取り組んでいました。


アメリカロサンゼルスでのテストの数ヶ月前から、セキュリティガードの仕事とクラヴマガ団体での練習に加え、空いた時間で自主練習も開始していました。テストはアメリカで2日間(1日約8時間の計16時間)に渡って行われ、テストの途中で食事休憩などの時間はありません。また、本物のナイフを使ったテスト内容もあり、かなりハードで危険も伴うため、テスト会場近くには救急車が常にスタンバイしているとの噂も聞いていました。そのため、テスト本番に向けて数ヶ月前から着々と心技体を整えていました。


そして、いよいよベルトテストの日程が近づき、スーツケースの中にトレーニング道具一式を詰め込み、オーストラリアから10時間以上かけて、アメリカロサンゼルスへとたった一人で向かいました。当初はブラウンベルトテストを受けるためにアメリカに行ったのですが、結果的にブラックベルトを飛び級で取得しました。その経緯に関しては、次回の記事で書きたいと思います。

 
 
 

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