No.8_ブラックベルトテスト②
- Yoshihiro Ohashi
- 1月31日
- 読了時間: 3分
前回の記事に引き続き、ブラックベルトテストについて書きたいと思います。前回の記事では、オーストラリアで数ヶ月前からベルトテストに向けた準備を行い、いよいよテストが行われるアメリカロサンゼルスに到着したところまで書きました。今回はその続きからになります。
ベルトテスト会場に徒歩で行ける範囲のホテルに宿泊しました。アメリカに来るのは今回が初めてでした。テストまでは軽いトレーニングも兼ねて少し観光をして、近くのアジアンスーパーで飲み慣れた日本のスポーツ飲料や食料などを買って、体調に気を付けながら過ごしました。テスト日程自体は2日ですが、そのために数ヶ月前からずっと準備をしてきています。ここで食あたりや体調不良になれば、これまでの準備やアメリカまではるばるやって来たことが全て水の泡になります。時差などもあったのですが、コンディションを整えて普段通りでテスト当日を迎えることが出来ました。
テスト初日は、これまでの全てのベルトテスト内容の総復習やドリルが行われます。ブラウンとブラックベルトテストなので、世界中のインストラクターやそれと同等レベルの猛者たちが集まっていました。私がペアを組むことになったのは、ベルギーから来ていたかなり体格の良い男性でした。そして、人数が奇数だったこともあり、同じくベルギーから来ていた女性も同じグループになり3人組で総復習などを行いました。以前の「No.6_クラヴマガベルトテスト」の記事で、アタッカー(攻撃者)もテスト評価の対象になると書きましたが、ブラックベルトにもなるとアタッカーの打撃力、首締めやヘッドロックの力も一般人より遥かに強く、その攻撃に対してディフェンスを行うため、肉体的にもかなり疲弊します。初日は約7時間半ほど総復習や様々なドリルを行いました。
初日のドリルの中で、私がブラックベルトテスト受験者たちと5人組を組んでドリルを行っていた時、ベルトテスト評価者であるKrav Maga Allianceのトップインストラクター達が何やらザワザワしていることに気が付きました。距離があったのと、ドリルを行っていたので、何を話しているのかまでは分からなかったのですが、何やらザワついていることだけは分かりました。ちなみにそのドリルの内容は、ハンドガン、ロングガン、スティック、ナイフなど武器類全てと素手による打撃を全て混ぜ合わせて、4人のアタッカーから次々と攻撃されるのに対してディフェンスを連続で行うというものでした。
初日終了後、少し時間があったのでKrav Maga Allianceトップインストラクター達と軽く話をしました。これまでの自分のクラヴマガ経験や今回オーストラリアからアメリカまでベルトテストを受けに来たこと、そして自分の目標はブラックベルトを取得することなどをラフに色々と話しました。そして翌日、前日の内容に様々なフィジカルトレーニングなども付加されたテスト本番に来た時に驚くべきことが起きました。
私は今回ブラウンベルトテストを受けに来ていたので、前日もブラウンベルトテストのテクニック総復習などを行っていたのですが、テスト本番当日にブラックベルトテストに参加するようインストラクター達から指示されました。どうやら、前日のテクニック総復習やブラックベルトテスト受講者達とのドリルでのパフォーマンス、これまでのトレーニング経験などを考慮して、ブラックベルトテストを受けるに値する実力だと判断されたようでした。前日のインストラクター達のザワつきの意味がその時に分かりました。
このような経緯で、テスト本番当日に急遽ブラックベルトテストを受けることになりました。正確に言うと、ブラウンとブラック両方のテクニックを全てその日に審査されることになりました。そのテスト本番当日の様子については次回の記事で書こうと思います。



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